前回の記事では、「授乳・調乳・食事まわり」というカテゴリー全体の位置づけを整理しました。
今回からは個別の家電を掘り下げていきます。
最初に取り上げるのは、哺乳瓶の衛生管理に関わる代表的な選択肢、哺乳瓶消毒器です。
1. 哺乳瓶を消毒する主な方法
哺乳瓶の消毒方法には、主に次のようなものがあると言われています。
・煮沸消毒:鍋でお湯を沸かして哺乳瓶を煮る、昔からある方法。特別な機器がなくても行える一方、手間や時間がかかりやすいとされています。
・薬液消毒:次亜塩素酸系などの消毒液に哺乳瓶を浸けておく方法。専用の容器があれば継続しやすいとされる一方、消毒液という消耗品が定期的に必要になります。
・電子レンジ・スチーム消毒:専用容器に哺乳瓶と少量の水を入れ、電子レンジの熱で消毒する方法。短時間で済むとされていますが、対応する哺乳瓶の本数には限りがあります。
・UV(紫外線)消毒器:紫外線を利用して消毒する家電。水や薬液を使わず、庫内で保管できるタイプもあると言われています。
2. 専用の消毒家電を使うメリットとされていること
専用の消毒家電を使うことで、次のようなメリットが期待できるとされています。
・お湯を毎回沸かす手間や、消毒時間を計る手間が軽減される
・多くの製品は消毒後にそのまま庫内で保管できる構造になっており、再度の汚れの付着を防ぎやすいとされている
・複数の哺乳瓶やパーツをまとめて消毒できるため、授乳回数が多い時期の負担軽減につながりやすい
ただし、これらはメーカーの製品説明に基づく一般的な特徴であり、特定の菌やウイルスに対する効果を保証するものではない点には注意が必要です。
3. 食洗機だけで足りるのか、という疑問について
「自宅に食洗機があるなら、消毒家電は不要なのでは」という疑問を持つ家庭も少なくないようです。
食洗機は基本的に「洗浄」を目的とした家電であり、哺乳瓶の除菌・消毒までを保証する機能ではないとメーカーが案内している場合が多いとされています。
食洗機で洗浄したうえで、別途消毒工程を設けるかどうかは家庭の考え方次第ですが、判断に迷う場合は使用している哺乳瓶メーカー・食洗機メーカー双方の公式情報を確認することが勧められています。
4. 消毒方式ごとの比較ポイント
消毒方式を比較する際は、次のような点を確認しておくと選びやすくなります。
・1回あたりの消毒時間と、対応できる哺乳瓶の本数・サイズ
・ランニングコスト(薬液の消耗品費、電気代など)
・設置スペースと、キッチン内での置き場所の確保しやすさ
・パーツの分解・洗浄のしやすさ、乾燥のしやすさ
これらは製品ごとに差が大きい部分なので、購入前にメーカーサイトの仕様表を確認しておくことが勧められています。
5. いつまで消毒が必要とされているか
哺乳瓶の消毒をいつまで続けるかについては、一般的な月齢の目安が案内されている場合がありますが、赤ちゃんの発達や体調には個人差があるとされています。
離乳食が進んで食器類が増えてくる時期とあわせて、消毒の要否を見直す家庭も多いようですが、具体的な時期の判断は自己判断に頼らず、かかりつけ医や自治体の保健師の案内に従うことが基本とされています。
6. 中古・レンタルを検討する場合の注意点
第1章の1-03で触れたとおり、使用期間が限られる家電はレンタル・中古という選択肢も考えられます。
ただし哺乳瓶消毒器は、赤ちゃんの口に入る哺乳瓶を扱う家電であるため、内部の劣化や汚れの残留がないかを一般の家電以上に慎重に確認しておきたいところです。
中古で選ぶ場合は、庫内やパーツに目立つ傷・変色がないか、取扱説明書が付属しているかを確認しておくと安心です。
7. 選ぶときの自己チェックリスト
最後に、哺乳瓶消毒器を選ぶ際に確認しておきたいポイントを整理します。
これらを事前に確認しておくと、実際に使い始めてからのギャップが少なくなりやすいと考えられます。
次回は、調乳ポットの選び方について取り上げます。

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